と思った時に、まず水泳を思いつくひとは少数派だと思います。
しかし、実は水泳はとても効果的な運動方法なのです。
水泳ダイエットの効果
スイミングはカロリーを燃やし、新陳代謝を活性化させ、全身の筋肉を強くするというとても効果的な運動です。全身の筋肉を、関節の負担をあまりかけずに動かせるのは水泳しかないでしょう。
水泳のオリンピック選手を見れば、男性、女性選手共に、引き締まったとても健康的かつ魅力的な身体をしているのがわかります。水泳のいいところは、「痩せすぎていて不健康そうに見える」ラインにならずに、締まったヒップやお腹、太ももなどを擁する「引き締まって健康的でセクシー」なラインになるところです。それくらい、全身の筋肉を使うというのが効いてきているのです。
そもそも、人間はご飯を食べなければ確実に痩せます。しかしその痩せ方は不健康な痩せかたなわけで、健康的に痩せることを計画的に実行するのがダイエットの意義なわけですから、水泳ダイエットは確実にとても良い選択だと思います。
なぜ、水中運動に効果があるのか?
水泳の消費カロリー
水泳のダイエット効果はカロリー燃焼と筋肉の酷使のコンビネーションによるものです。簡単なスイミングでも、一時間に500カロリーほど燃やすことができますし、かなり本気の水泳ならば、一時間の燃焼は700カロリーにも達します。
その理由は、水が空気よりも密度が高いからで、毎回水を蹴ったり掻いたりするたびに、空気を蹴ったり掻いたり(陸上運動)するよりも全身の力を使っているからなのです。
水泳運動は特に体の核の部分とお尻、肩回り、大臀筋を強くし、代謝を上げてカロリーを燃焼させやすい身体にします。
ケガのリスクの低さ
水泳のいいところはこの効率的な全身運動だけではありません。
水中は浮力があり、関節への負担が少なく運動ができるのです。インディアナ大学で水泳の研究をしているステージャー博士によると、ケガのリスクを負うことなく毎日水泳をすることができ、それはランニングなどの陸上運動ではありえないことだそうです。
また、ステージャー博士によると、習慣的に水泳をしている中年以上のグループはコレステロール値や血圧などの点で最大20年くらい若い身体をしているそうです。
このケガのリスクの少なさや身体への負担の少なさは、歳をとっても水泳をすることができるという大きなアドバンテージに繋がります。運動をしたいけど、もう歳だしな…という方が始めるのにも向いているのかもしれません。
このような色々な効果のある水泳は、ダイエットや健康維持のためにもかなり有効だと言えるでしょう。